減額される不具合

車を修理する業者

不具合の内容によっては修理してから売った方が有利になることもあります。
基本的には、詳しい検査や分解してみないと修理費用の分からない内容です。
修理費用の明確な不具合については、直してから売った方が高くなることはあっても、個人が工賃を払って業者に修理を依頼すると、かかった費用で回避した減額分を回収できません。
修理してから売った方がいい不具合と、そのまま売った方がいい不具合の事例をまとめました。
なお、板金塗装やバンパー、ドアなどの外装交換の必要になる傷は直さず売った方がいいです。
傷についてのポイントはコチラのページで紹介しています。

修理費用以上に減額される可能性のある不具合

買取業者は軽微な不具合を安く修理するノウハウを持っています。
また、買取価格は業者用オークションの落札相場を基準に算出していて、オークション出品時の評価点に影響を与えたり不具合を備考に記載されるかもポイントになってきます。
査定時に修理費用の分からない不具合は事前に修理して売った方が有利です。
応急処置やごまかす方法で対処した場合、業者によっては後日減額請求されるケースもあります。
不安のある場合は大手チェーンよりも小規模業者で現金買取に対応しているところを選ぶとよいでしょう。
修理費用を払ってでも事前に直した方が良い事例をまとめました。

オイル漏れ

オイル漏れの量によって査定時にバレるリスクは変わります。
軽微なオイル漏れの場合、駐車場の床にオイルの漏れたシミを見てオイル漏れを判断されることもあります。
短時間の停車で床に落ちるようなオイル漏れでなければ、店頭など自宅以外の場所で査定を受けるだけで回避できる場合もあります。
オイル漏れの症状によっては、パッキン交換など軽微な補修で直せる場合もあります。
まずは修理業者に見積相談をして、再発リスクがあってもいいので軽整備でオイル漏れを止められないか相談してみましょう。
高額な修理見積の出た場合は、諦めてそのまま売った方がいいです。

エアコンのガス漏れ

ガス漏れの状況にもよりますが、ガスの補充で一時的にエアコンを効くようにできればごまかせます。
車のエアコンはエンジンが温まっていないと効きません。
自宅の駐車場で出張査定を受ければ、エンジンの温まるまでアイドリングせずに査定を終了する業者もいます。
ごまかして逃げ切りたい場合は、出張査定を利用して、査定を受ける2時間以内は車を使わないようにしましょう。
真夏や真冬、および窓の曇りやすい雨の日は引き上げ時に運転すると、エアコンの効かないことがすぐにバレて引き返してくることもあります。
春や秋などエアコンを使わない時期の方が不具合のバレるリスクは少ないです。

エアコンの故障する車はほとんどが低年式車です。数万円の査定しか期待できなければ、ガス補充の費用も大きな負担になります。
まずは1社の査定を受けてみて、減額理由や査定額を聞いた上でガス補充などの応急処置をするか検討しましょう。

エンジン警告灯が付いている

ディーラーなど大きい整備工場のある業者で店頭査定すれば、その場でコンピューター診断をして不具合の箇所を判明してもらえることもあります。
出張査定だと、不具合の理由を警告ランプだけで判断できないので、必要以上の減額をされることがあります。
できれば事前にディーラーなどコンピューター診断できる業者に行って、不具合箇所の確認と警告灯を消すための最低限の修理見積を取っておきましょう。

保証修理できること

新車の場合は以下のメーカー保証が付いてきます。

・3年6万km → 消耗品以外の全ての不具合(一般保証)
・5年10万km → エンジンや足回りなど重要な走行機関の不具合(特別保証)

外車は走行距離無制限になるなど、メーカーによって保証内容は異なります。
新車のメーカー保証以外にもオプションの延長保証や中古車販売店の独自の保証が付いている場合があります。

車を売る業者やタイミングにもよりますが、メーカー保証で対処できること直してから売った方が有利です。
メーカーによっては名義人本人が行かないと保証修理に対応してくれないこともありますし、業者によっては買取してからディーラーに持ち込む手間を嫌って減額されるケースもあります。

電気系不具合

ライトの球切れや、カーナビ不調など電気系統の不具合は断線やヒューズ切れなど簡単に直ることが多いです。
ハロゲンライトの球切れくらいなら減額されないですが、ディスチャージランプやLEDの球切れ、カーナビ、オーディオの不具合があると部品交換費用を減点されることがあります。

お金をかける必要のない不具合

修理の必要がない不具合

軽微な不具合の大半はお金をかける必要はありません。
査定に与える影響の有無と併せて代表事例をご覧ください。

バッテリーあがり、バッテリーの劣化

バッテリーあがりであれば、スターターやジャンピングなどでエンジンをかけて引き上げてくれます。
エンジンをかけるときにセルの回り方の弱い劣化状態について減額する項目はありません。
充電してもエンジンがかからない場合でも、業者は数千円程度で安いバッテリーに交換できるので、減額するほどネガティブに捉えられません。

車検・自賠責保険切れ

一般的に車検残は3ヶ月を切ると、車検を取り直して売ることを前提に考えられるので査定評価は同じです。
車検や自賠責保険が切れていると自走することはできませんが、買取業者は車検切れや抹消した車でも運転できる申請不要の仮ナンバー(ディーラーナンバー)や積載トラックを持っています。
一般的に車検・自賠責保険切れの引き取りを理由に減額することはありません。

修理費用の明確のものこと

消耗品の劣化や摩耗、モーター系などの故障箇所と修理費用が明確な不具合は減額されますが、そのまま売った方が有利です。
傷と同じで必要な修理が明確になっていれば買取業者は個人よりも安く修理するノウハウを持っています。
複数社比較すれば、内容に応じてほぼ減額なしで対応してくれるところが見つかるでしょう。
不安があれば、修理業者で見積だけ取って、査定を受ける時に「この部分を修理してから売ったら、いくら高くなりますか?」と聞いてみましょう。
もし見積より高い金額をアップすると言われた場合、その業者は見る目がなく他の不具合や傷も過剰に減点している可能性があります。