元社員目線で比較する一括査定サイト

初期提示額が鍵となる

当サイトでは車を高く売るための様々なテクニックやノウハウを紹介していますが、最初に基準となるのは車買取会社から提示された査定価格です。
この査定額をベースにそこから”いくら増額できるか”を考えるわけですが、初期提示額が高い買取店と話を進めるのが最も有利なのは言うまでもありません。

その意味では複数の車買取会社へ一括で見積依頼ができる「車一括査定サイト」は理に適ったサービスです。

どの査定サイトを使えば?

車買取の一括査定サイトは大手から中小まで100以上の会社が参画しており、正直どこを使えば良いか迷うところと思います。
中には、

・買取店とグルになり、談合出来レースが行われている。
・加盟会社が低レベルで、しつこい悪質な営業をしてくる。
・個人情報取扱のセキュリティが不十分。

といった粗悪なサイトも存在しています。

つい最近まで業界に身を置いていた私の目線で、安心して公正な見積比較ができる推奨サイト をまとめました。

特徴別で見る車査定サイト

カーセンサーのスクリーンショット画像
提携会社数
同時見積数
対象エリア
1,186社
最大30社
全国
運営元
運営実績
事故車
故障車
㈱リクルート
2009年より11年
特徴
圧倒的な提携会社数
大手リクルート運営

なんといっても1,100社以上の提携会社数が魅力です。
車買取一括見積サービスは提携会社数200社を超えれば多いと評価されているなかで、ライバルを圧倒するスペックを誇っています。
車を高く売るには、より多くの買取業者から比較検討する事が効果的です。
カーセンサーは、もっとも多くの買取業者に同時見積依頼できる可能性を秘めています。
また、カーセンサーはむやみに提携業者数を増やすだけではなく、提携業者のしつこい営業などの取り締まりにも力を入れています。
カーセンサーの一括査定から申込をすれば、業者もカーセンサーとの取引を意識して迷惑行為は一切なく、丁寧な対応を期待してくれます。
大手だけあって、量と質を兼ね備えた定番の一括見積サービスです。
質問の多いメールのみ(電話なし)による対応可否についても解説しています。

スバット車買取比較のスクリーンショット画像
提携会社数
同時見積数
対象エリア
276社
最大10社
全国
運営元
運営実績
事故車
故障車
㈱ウェブクルー
2004年より16年
特徴
一括査定の草分け
WEB上で査定額提示

車買取一括見積の草分け的存在のズバット。
運営実績が豊富で最も多くの方に選ばれている最大手サービスです。
提携会社数は276社(2020年6月現在)で、数が多いだけではなく優良業者が中心で質の高さも兼ね備えています。
同時見積は最大10社可能で、どの地域でも多数の買取業者に見積依頼可能です。
車買取査定額の相場情報も頻繁に更新していて、車を高く売るための有益な情報がリアルタイムで更新されています。
数ある一括見積サービスのなかで、どこを利用していいか分からないという方はズバットを選んでおけば無難でしょう。

UcarPACのスクリーンショット画像
提携会社数
同時見積数
対象エリア
8,000社以上
競り形式
全国
運営元
運営実績
事故車
故障車
UcarPAC㈱
2016年より4年
特徴
ローラのCMでおなじみ
複数社との電話対応不要

2016年よりスタートして、2017年から全国対応になった全く新しい中古車査定比較サービスです。
申込をしたら、電話対応は最初の1回のみ。
近くのガソリンスタンドかユーカーパックのスタッフによる出張査定を一度だけ受ければ、その車両情報が買取業者にシェアされて、各社が買取可能額を入札していきます。
あとは、最高値の業者を選んで依頼するだけで、気軽に複数社の中から最高値業者に買取依頼できます。
便利で革新的なサービスですが、課題もありオススメできるケースは限られています。
話題の注目サービスの利用手順や特徴はもちろん、どこの解説サイトよりも深く有効な使い方を解説しています。

かんたん車査定ガイドのスクリーンショット画像
提携会社数
同時見積数
対象エリア
100社以上
最大10社
全国
運営元
運営実績
事故車
故障車
㈱エイチーム
2013年より7年
特徴
CMで有名な「ナビクル」と同運営

テレビやラジオのCMでお馴染みのナビクルも全く同じ中身で運営会社も同じです。
「車を高く売るならナビクル」といったキャッチコピーを聞いたことはないでしょうか?
かんたん車査定ガイドは2020年6月より運営方針を変更し、従来の品質重視で厳選した業者のみを紹介するスタイルから、中小規模の買取店にも対応するスタイルへ変更しました。
最新情報を元に、どこよりも詳しくかんたん車査定ガイドの特徴を紹介しているので参考にしてみてください。
現在はシェアを落としていいますが、大きな舵取りを切った大手運営ですので今後の巻き返しに期待です。

楽天Carのスクリーンショット画像
提携会社数
同時見積数
対象エリア
83社以上・競り方式
最大10社
全国
(オークションはエリア限定)
運営元
運営実績
事故車
故障車
楽天㈱
2014年より6年
特徴
楽天ポイント特典有

利用するだけでポイントがもらえて、さらに成約で1,500ポイントが付与されます。
楽天市場やカードなど楽天ポイントを活用している方に多く選ばれている一括査定です。
2~3年前までは提携会社数が少なく大手に一歩劣っていましたが、ポイント特典が利用者から評価されて順調に成長してきました。
しかし、登録業者数は再び減少に転じ、現在はカープライスのインターネットライブオークションサービスを買収し、オークション形式の売却サポートに注力しています。
現時点では一括査定サイトとしては落ち目、オークションサービスは対応エリアが限定されていて参加業者の少ない発展途上のサービスです。
今後はオークション(RAKUTEN Carオークション)を中心に成長していくかもしれません。
楽天IDでログインすれば面倒な個人情報の入力も不要になるメリットもありますが、現時点では特性を理解した上で活用しないといけません。

DMMオートのスクリーンショット画像
提携会社数
同時見積数
対象エリア
自社査定/一括査定41社以上
非公開
自社査定全国/
一括査定首都圏
運営元
運営実績
事故車
故障車
(同)DMM
2018年より2年
特徴
どんな車でも最低1万円保証

スマホで車の外観、車検証、走行メーターの3枚の写真を撮るだけで瞬時に人工知能によって算出された買取査定額を提示される画期的なサービスです。
現車査定前の目安にしかならない従来のオンライン査定とは違い、価格に納得できればそのまま売却手続きを進めることができます。
売却手続きを進めなければ業者からの連絡や交渉のやり取りが一切不要なので、複数の売却方法を比較するツールとして試してみる価値があります。
ただし、AIによるオンライン査定は現車査定よりも安い金額を提示される口コミが目立ち、普及率は伸び悩んでいます。
2020年より首都圏を限定に、査定の日程調整まで電話不要のWEB完結で利用できる一括査定サービス『ウルモビ by DMM AUTO』をスタートさせました。

カービューのスクリーンショット画像
提携会社数
同時見積数
対象エリア
200社以上
最大8社
全国
運営元
運営実績
事故車
故障車
㈱カービュー
1996年より24年
特徴
450万人利用突破
Yahoo傘下の運営会社

国内最大級の車総合情報サイトを運営しているcarviewは一括見積の質も高いです。
提携業者数は200社を超えていて、抜群の知名度をほこるサービスだけあって、提携業者には有名な大手の名前がズラリと並んでいます。
2015年よりYAHOO!の完全子会社になった事でさらに利便性が向上し、普段YAHOO!アカウントでサインインしているWEBプラウザであれば、個人情報が自動的に反映されます。
車情報の入力も簡単で、実際に試してみたところ約30秒で申込情報の入力ができました。
YAHOO!のIDを持っている方なら、もっとも手軽に利用できる一括見積です。
カービューの強みは、みんカラ車買取による口コミ情報でしたが、現在はみんカラによる口コミ投稿機能および相場情報が廃止され、カービューのサービスに統一されています。

Goo車買取のスクリーンショット画像
提携会社数
同時見積数
対象エリア
350社
非公開
全国
運営元
運営実績
事故車
故障車
㈱プロト
2006年より14年
特徴
買取店舗別のレビューが見れる
中古車情報サイトでお馴染みGoo

大手車情報サイトの中では唯一、一括見積ではなく買取業者検索サービスとして運営しています。
まず車種情報を入力すると、業界最大級の30万台の中古車データによって査定相場情報が表示されます。
Gooの査定相場は数あるネット査定相場検索サービスの中でも精度が高いと評判です。
以前は郵便番号の簡易的な情報だけで相場情報を閲覧できましたが、現在はメールアドレスを登録しないと閲覧できなくなりました。
業者のレビュー情報や検索サービスは個人情報不要で利用できます。
一括見積ではなく、評判が良い1~3社に絞って買取業者に相談したい方にお奨めです。
Gooを通じてオンライン申込をすれば情報が記録されるので一括見積のように複数社に同時申込するのも簡単です。

カーネクストのスクリーンショット画像
提携会社数
同時見積数
対象エリア
自社査定
自社査定
全国
運営元
運営実績
事故車
故障車
㈱ラグザスクリエイト
2014年より6年
特徴
事故車・故障車にも強い
+廃車予定日56日前の成約で5,000円分のQUOカードプレゼント

廃車や事故車の買取や無料引き取りに強い優良業者です。
一括見積ではないですが、カーネクストを通じて全国の提携業者に廃車や事故車の処分を依頼する流れになります。
通常の廃車は、買取業者や販売店から解体業者に引き渡される流れになりますが、カーネクストは解体業者や輸出業者など車の処分をする業者と直接繋がっています。
中間コストがかからない事もあって、カーネクストではどんな状態の車でも処分料や引き取り料を取る事はありません。

最低でも無料引き取りを保証。
他社では処分料を取られるような車でも買取に応じてもらえる事もあります。
さらに最大3万円分のQUOカードプレゼントなど随時お得なキャンペーンを行っています。
特に低年式、過走行など車の価値がなくなってしまったような車の処分にお奨めです。

ガリバーのスクリーンショット画像
提携会社数
同時見積数
対象エリア
自社査定
自社査定
全国
運営元
運営実績
事故車
故障車
㈱IDOM
2003年より17年
特徴
車買取業界最大手
自社販売ネットワーク

言わずとしれた全国最大手の中古車買取業者です。
買取実績は14年連続1位でもっとも多くの方から支持されています。
大手で信頼できる業者に相談したい場合は、迷わずにガリバーに相談しましょう。
ガリバーは日々進化を遂げていて、近年は仕入れた中古車の自社販売と非対面の査定サービスに力を入れています。
大手の強みを活かして、全国の拠点での在庫共有や最長10年の長期保証、返品保証などをつけて中古車の在庫回転率を高めています。
効率的に中古車を自社販売できるので、他の自社販売をしている中古車業者よりも高く買取することができます。

当初は広告戦略でシェアを広げた同社ですが、近年は主要な一括見積にも一通り提携をして、複数社と競合しても最高値を提示できる割合が高いです。
一括見積もりではなく、もっとも期待できる一社に相談したい場合はガリバーに直接相談するとよいでしょう。
複数社から見積を取りたい場合は当サイトで紹介している一括見積を利用すれば、ほとんどの地域でガリバーにも査定依頼ができます。

タウ事故車査定のスクリーンショット画像
提携会社数
同時見積数
対象エリア
自社査定
自社査定
全国
運営元
運営実績
事故車
故障車
㈱タウ
1997年より23年
特徴
事故車専門買取業者
年間10万5千台以上の実績

事故車買取専門で全国展開している大手のTAUは事故車買取シェア業界1位です。
事故車を高価買取できる理由は、世界120カ国10万社と取引をしている輸出業者だからです。
事故車の多くは業者用オークションを経て輸出業者の手にわたっていますが、TAUは直接個人から買取して海外輸出しているので、中間コストがかからず買取専門店でも真似できないような高価買取を実現しています。

さらに事故車専門で、買取だけではなく格安修理や保険の示談交渉がまとまるまでの保管や引き取りサービスも行っています。
事故を起こして代替か修理で悩んでいる方や、レッカーで移動した修理業者から保管料を請求された場合なども気軽に相談してみましょう。
事故車の買取はTAU(タウ)が圧倒的に強いです。

改造車査定CPSのスクリーンショット画像
提携会社数
同時見積数
対象エリア
自社査定
自社査定
全国
運営元
運営実績
事故車
故障車
買取専門CPS
2009年より11年
特徴
貴重な改造車専門買取会社

改造車は高額なカスタム費用がかかっていても、売却時の査定でしっかり評価してもらえません。
CPSは全国的にも希少な改造車買取の専門業者です。
埼玉に拠点を置く小規模業者ですが、買取エリアは北海道から沖縄まで全国で、遠方でも無料出張対応をしています。
改造車をどこよりも高く買取する実績が評判になり、現在では全国から査定依頼が殺到しています。
カスタムに精通したスタッフが多数全国を飛び回っているので、すぐに車を売る予定がなく現在の価値を知りたいなどの気軽な相談でも無料出張査定で駆けつけてくれます。
ガチガチのカスタムカーだけではなく、ちょっとしたカスタムをしているノーマルに近い車や、カスタムベースの人気車種のノーマルも通常の買取業者より高値をつけてくれる可能性が高いです。

会社規模は小さくても、全国で買取を行っているのは、それだけ大手や地域密着型の業者に比べても改造車の分野で強さを発揮している証拠です。

一括査定で高く売れる仕組み

車が高く売れて喜ぶ男性

一括査定では、定番の大手チェーンや近所で気軽に立ち寄れる店舗がある業者なども多数登録されています。
それでも買取業者に直接依頼するよりも、車一括査定を通じて申込をした方が結果的に高く売れる可能性が高いです。

元買取業者で勤務していた立場の人間としても、実際に一見客(完全新規)と一括査定経由のお客で扱い方法が変わる場面がありました。
その仕組みは、買取業者は複数社競合させる事で本気を出す事と、本当の最高値を出せる業者は日々変化しているからです。

競わせる事で確実に高値に

買取業者は査定依頼を受けた車の商談で次の2つの事を意識します。

お客をいかに自分のペースで丸め込めるか
提示した査定額を如何に好条件に見せるか

どちらも成約に向けて大切な事です。
買取業者は高額買取額を出す事が重要ですが、それだけではお客は取れません。

客:この車いくらですか?
↓(即答で)
業者:○○万円(限界価格)ですね。

こうしたやり取りだけをしていても業者は成約台数を稼ぐ事ができないでしょう。
なぜなら、簡単に限界価格を出しすぎるとお客から信じられずに他の業者もあたってしまうからです。

よほど他社を比較したお客でない限り、上記の流れで「分かりました。それでは買取お願いします」と即決する人はいないでしょう。
ただ、高値を出せば仕事を取れる訳ではないので、買取業者は高い賃金と歩合給を用意して優秀な営業マンを雇っています。

車売却が成立した瞬間

営業マンは価格の提示だけではなく、自分のペースでお客を丸め込んで、提示している査定価格が高くても安くても関係なしに成約に向けて全力で交渉してきます。
結果的に営業マンの力に負けて、相場より安く契約してしまう人が後を絶ちません。
こうしたリスクも複数の業者に競わせれば完全に回避できます。どれだけ口が上手い営業マンであっても、同じ車を他社ならもっと高く買取すると言われれば、さらに高条件を提示するほか交渉の余地がなくなります。

強い業者は日々変わる

1社だけの査定で決めてしまう人の多くは、「大手だから間違いない」「このエリアでは、この業者が一番評判いいから」「友人からここが強いと紹介されたから」と相談先の業者が強いと確信しています。
確かに、選んだ業者が強い可能性もありますが、ここでポイントになるのが、買取業者は強い・弱いだけではなく”強かった”という過去形のケースもあります。

本当に高額査定を出す業者は赤字スレスレのラインを攻めていて、結果的に1台ベースで見れば赤字になってしまう事も多々あります。
こうした強気な運営を継続して続けているケースもあれば、店長が変わったり業績不振によって方針を変える事もよくあります。

つまり、口コミや紹介でここの業者が強いという情報があっても、今もその業者が高額買取してくれるとは限りません。
さらに業者によって高年式や車種のカテゴリー(ミニバンや軽など)で得意・不得意もあるので、複数の業者に声をかけて比較する事はとても大切なのです。

直接依頼の方が高くなる噂は本当か!?

車売却の噂を調べる男性

車一括査定は、運営会社が登録している買取業者から手数料を取っています。
基本的には出来高制になっているケースが多く、申込画面でその地域で依頼できる業者のチェック欄を任意で選べるようになっています。

申込者がチェックを入れて情報送信した業者に対して、1,000円〜3,000円程度の手数料を支払うルールになっています。
複数の業者に同時依頼するので成約するかは関係なく、申込(依頼)があった時点で業者は手数料を負担しなければいけません。

このように、仲介会社の役割を担っているため、直接依頼するよりも業者側から見ればコストがかかってしまいます。
直接近所の業者に相談すれば、余計な仲介手数料はかからない事が、高く売れるといった噂の要因です。
理屈は間違っていないのですが、所詮はWEBサービスなので手数料は高くても3千円程度です。

中古車の取引による利益は数十万円単位になるので、中間コストがかかったからといって買取額が安くなる事はありません。
業者側から見れば、自社独自に広告を出すよりも、対応エリア内で車を売ろうとしている見込み客を安い手数料で紹介してもらう方がよっぽど効率が良いのです。

また手数料を払っているから紹介されたお客は最高値を出して契約に結びつけようと本気を出しています。

しかし、他社と比較されると仕事を取れない弱小業者は手数料の負担を大きく感じてしまう事でしょう。
結果的に他社と競合しても、うちなら最高値を提示できるという自信を持った業者しか残らないので、一括査定に登録している業者は自然淘汰され総合的にレベルが高いと言えます。