軽自動車の廃車は嫌がられる?-例外的に高く売れるケースを元業者が解説

軽自動車の廃車は儲からないの?

車買取業者が一番嫌がるのは軽自動車の廃車です。
多くの業者では手数料を取って処分する形で対応していて、優良業者を選んでもせいぜい無料引き取りになる程度で高額査定は期待できません。

廃車寸前の軽自動車

廃車は提携している解体屋に処分を依頼して換金する流れになるのですが、解体屋の買取レートは算出方法が鉄としての資源や中古部品の価値になるので車体の軽い軽自動車は普通乗用車に比べて安くなります。
また、軽自動車の規格があるのは日本だけで、軽自動車用部品は輸出需要が少ないのも安くなる要因です。
2018年4月現在の某解体屋の廃車買取レートをご覧ください。

歯医者買取レート

3,000cc以上:55,000円
2,500cc~2,999cc:45,000円
2,000cc~2,499cc:40,000円
1,500cc~1,999cc:37,000円
1,500cc未満の普通車:30,000円
軽自動車:15,000円

廃車の買取レート(解体業者ベース)は鉄の価格によって変動します。長い歴史の中でも、現在のレートは比較的高値水準になっています。
安い時だと軽自動車は1万円程度にしかなりません。買取業者は車を引き上げて抹消手続きを行う手間を考えると、1万円の収入だけでは手間や店舗運営費を含めて赤字になってしまうため、軽自動車の廃車は処分料を取っています。

ちなみに廃車確定であれば、買取業者よりも近所の解体屋に直接車を持って行って買取してもらった方が高いです。
ただし、解体屋はエンドユーザーを相手にしていないので接客態度は悪いケースが多いです。

また、大きな解体業者では一見客および個人客をお断りしていることがあります。(小規模業者であれば、高い確率で個人でも業者レートで買取してくれます)
業者によっては、抹消手続きを自分でやることを条件としたり、引き取りには対応してもらえないこともあるので注意しましょう。

個人による電話問い合わせは面倒に思われて、まともな対応をしてもらえないこともあります。
私も複数の解体屋と個人的な付き合いを持っていますが、解体屋に直接交渉するなら電話ではなく、足を運んで直接話をした方が良いです。

廃車を買取る解体屋

出張査定すら渋られる

軽自動車の廃車は儲からないので、業者は出張査定も消極的になります。
1万5千円くらいの売上しか見込めない仕事に、決まるか分からない中で足を運ぶ行為は業者側から見てリスクを感じます。

一括査定経由の場合は成約率も低くなるので、なおさら消極的になります。
無駄手間を避けるため、廃車になるような状態の軽自動車は事前に電話で条件交渉をして、即日引き上げを条件に出張対応してもらえることが多いです。

排気量の大きい乗用車になれば業者側の反応も変わります。
廃車を理由にお客からも手数料を取ったり、廃車は一律1万円(軽自動車を除く)といった条件で買取する業者も多いですが、複数社比較すれば買取額で数万円の差額が出ます。

廃車処分は手間や受け渡し後のトラブル回避の目的でも、解体屋や個人売買ではなく業者に売るメリットは大きいです。
ただし、相場を知らずに処分の相談をすると足元を見られます。
大手解体屋のホームページなどで買取レートを確認して相場を把握しておきましょう。
基本的に軽自動車の廃車はどこの業者も良い対応は期待できず、電話で商談をまとめないと好条件での処分は難しいです。

軽商用車は廃車クラスでも高額買取可能

過走行でも価値がある商用軽自動車

軽バンや軽トラックなどの商用車は軽自動車でも高額査定を期待できます。
高額といっても数十万円の値段の付くケースは少ないです。

たとえば25年落ちの軽トラックで業者の買取価格5万円、15年落ち走行距離7万kmエンジン不調の軽バン(ターボ)で買取価格15万円などの事例があります。
商用車は乗用車だと廃車になるような年式、走行距離でも中古を買おうとする需要が高く海外輸出需要もあります。
つまり、商用車は廃車ではなく商品車として再販や海外輸出できるため高額買取が可能です。

悪質業者は値段の付けられる車でも、売却者が軽自動車の商用車が高いことを知っていないと見ると、年式や走行距離を理由に廃車になると嘘をついて無料引き取りを提示してきます。
お客に廃車として処分するといって渡した車を、中古車として再販するのは車業界でよくあることです。

新車ディーラーの下取りはマニュアル査定なので、お金になるような軽自動車の商用車でも安い価格で本当に解体屋に渡してしまうケースもあります。
解体屋も受け取った車も輸出バイヤーに渡すなど処分以外の方法で対処するケースがあります。
新車ディーラーは柔軟な対応ができないので、軽トラックや軽バンの下取りが決まると店長クラスが会社としての処理ではなく個人的に買取業者に売るなど横流し行為に手を染めていることも多いです。

軽自動車に限らず、売ろうとしている車の状態や条件が悪くても廃車とは決めつけず、しっかりリサーチして適正価格で売る努力をしましょう。
ネットなどで情報収集する方法もありますが、確実なのは複数社から話を聞いてみることです。

軽自動車の廃車であれば、まずは無料出張査定という対応ではなく電話での対応が中心になります。
その中でも、本当に廃車にしかならない車なのか複数社から見解を聞き比べてみれば、悪質業者にボッタくられるリスクを軽減できます。